菜根譚59
122.心次第で苦海となる
名誉や利益に捉われた人々はしきりに世の中を嘆く。
この世は決して汚れてもいないし苦しみの海でもない。原因は彼ら自身の心にあるのだ。
124.悪習に染まったせい
人は、世の悪習に染まらなければ遥かに素晴らしい風格を身に付けるのではないか。
126.野垂れ死にしても
山林の隊士は清貧ではあるが世俗を超越している。
田舎の農夫は粗野ではあるが見るからに純朴だ。
悪賢い商人の仲間になるくらいなら野垂れ死にしようとも清らかな心を持ち続ける方がはるかにましだ。
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