易経(14)
繫辞上伝(けいじじょうでん) その2
『易の効用:万物の真相を指し示す。人々の行動を成功へと導く。天下の道理を明らかにする。』
『易の根本は太極:陰と陽の相対の奥の、絶対的な究極的存在を太極という。』
『なぜ易に四象(老陽・少陽・老陰・少陰)があるのかと言えば、変化を示すためである。なぜ辞は必要かと言えば、未来を告げる為である。なぜ未来に吉と凶の区別を立てるかと言えば、人々の疑いに断を下すためである。』
『目に見えぬ実在(形而上)が「道」、(道が)形となって表れた現象(形而下)が「器」、現象が相互に作用して様々に変化することが「変」、変化することによって新たに発展することが「通」である。』
(繋辞下伝へつづく)
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