韓非子(19)
《大体篇①》
【大体】とは物事の本質を指す。
「利 簡より長きはなく、福 安より久しきはなし」
*
様々な利益の中で、政治の簡明さがもたらすものほど長続きするものはなく、様々な幸福の中で社会の平安がもたらすものほど久しく続くものはない。
「法」と「術」により実現された理想の世界では、人々は法治の恩恵に浴し、平和で穏やかであると法家は主張する。軽い犯罪に重い刑罰を用いれば軽い犯罪はなくなる。
軽い犯罪すら発生しないならば重い犯罪は起こりえない。故に軽い犯罪にも重い刑罰を科す、というのが法家の理論的根拠となっている。
関連記事