韓非子(14)
《外儲説(がいちょぜい)左上篇①》
儲説とは君主を戒める材料にする【解説・説明の資料を儲(たくわ)えておく】という意味である。
「其の功力を養うこと、父子の沢(たく)有り。而して心 用にかなうは、皆、自ら為にする心をさしはさむなり」
*雇用主が雇用者を養うさまには父の、子に対する恩愛に等しいものがある。雇用主も雇用者も互いに自分自身の為に(相手を思いやって行動を)するという考えを持っているからである。
つまり、
相手の立場を尊重してそれぞれの役割を全うすることが結局は自分自身の利益にもなるという考え方であろう。
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