韓非子(15)

godman

2022年03月04日 00:00




《外儲説(がいちょぜい)左上篇②》

「人、事(こと)を行い施予するに、これを利とするを以て心と為さば、則ち越人も和し易し」

*人が物事を行ったり、他人に施したりする場合、そうすることが結局互いの利益だという考え方をすれば、疎遠な関係の人とでも仲良くなり易いものである。

利益・利潤を基準とするこの人間関係を突き詰めれば、人間の才能や人間そのものすら商品化しようとする近代の人間関係に行きつく。この新しい人間関係を素直に認め、評価する所に韓非の革新性がある。



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