資治通鑑(9)
聖人、すなわち「万人に範を垂れるべき最も完全な人格」の、持ち主でなければならない天子。天子たるものは道徳をこそうるわしいものと考え、その中心の徳目たる仁義、すなわち
「人の人たるべき道の至り」の実践をこそ享楽の対象とするべきなのである。
(司馬光の持つ天子像)
(安禄山の乱を引き起こしたのは)
君主が華美を尊んで他人に誇示したそのことが反逆者を招き寄せる原因となったのである。
(トップの派手好み、驕奢、贅沢、は組織を揺るがす原因となる)
人心が不安定な時はしばしばデマが飛ぶ。
(今の世界の状況を言っているような気がしてならない。そもそも、報道されているニュースの多くが、もしかしたらデマに類似していることなのかもしれない)
【資治通鑑、終わり(次は晏子春秋を読み解いていきます)】
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