晏子春秋(7)
「楽しみは人に後れて楽しみ、憂いは人に先立って憂えるのが人の長たるものの心がけである。」
(先憂後楽。この精神がなければ、首長や政治家としての資質に欠けると言わざるを得ない。)
国家安泰の条件とは、
①言論の自由が保障されていること ②民に優しい政治であること ③個人が尊重されていること ④賞罰が公平であること ⑤人材を適材適所に配していること ⑥周辺国との国際平和が保たれていること、である。
(現在にも通じる事ばかり。今の日本、この条件に照らし合わせてみると、全ての事項において50%くらいの達成率ではないかと思う)
「民のために図るならば、道は自ずとそこに在る。民を見捨てるならば、何の正道も有り得ない。」(乱世に処する為政者の心構え)
(民の側に立った政治を行わなければ、それは全て邪道であるということ。服従、隷属させるのが政治ではないし、ましては使役、搾取ばかりではいずれその体制は崩壊するものだろう)
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