孟子(18)

godman

2021年11月11日 13:38




【尽心 上②】

「君子に三楽有り。父母共に存し、兄弟故無きは一の楽しみなり。仰ぎて天にはじず、ふして人にはじざるは二の楽しみなり。天下の英才を得て之を教育するは三の楽しみなり」

君子には三つの楽しみがある。父母共に健在で兄弟に事故無く無事なことが第一。天に対しても人に対してもやましいことが無いことが第二。天下の英才を弟子にして教育を施すのが第三である。

「中(ちゅう)を執りて権無ければなお一を執るがごとし。一を執るをにくむところは其の道をそこなうが為なり。一を挙げて百を廃すればなり」

中間をとるだけで臨機応変さがないのであれば一つの方法に固執するのと変わらない。一つの方法に固執するのが悪いのはそれが道の実践に対して害があるからである。つまり一つの方法のみ採用しその他百の(有益かもしれない)方法を捨て去ることだからである。

*権というのは臨機応変な対応の事。常に中間(折衷案や無難な案)を採用するのも、「中間への固執」に他ならないのである。物事を実践する際は、常に状況に合わせたベターな選択をしなくてはならない。


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