論語(12)

godman

2021年12月28日 09:27

「政(まつりごと)を問う」「食を足らし、兵を足らし、民 之を信す」

為政者の心構えとは何か?民の生活の安定を図り、充分な軍備を整え、そして政権への信頼を為す事である。

*軍備の部分は災害への備え、や緊急事態の際のセーフティネットと考えれば、現代にもそっくり当てはまる。

「古(いにしえ)より皆死有り。民 信ずる無くんば立たず」

(食べ物が無ければ人は死ぬが)古来、人は死から逃れられないと決まっている。だが為政者への信頼が無ければ国家も人も立ち行かなくなる。(だから為政者は信頼を失ってはならない)

「命(めい)を知らざれば以て君子となる無きなり。礼を知らざれば以て立つ無きなり。言を知らざれば以て人を知る無きなり」

自分に与えられた使命を悟らない者は君子(教養人)にはなれない。社会規範を身に付けていない者はこの世を生きてはいけない。言葉(論説)を理解できない者は人間を真に理解できない。

*君子ではなくても、人間には課せられた使命があるはず。それを悟り尽力するのが務めだと考える。

(論語 終わり 年明けからは【荀子】に取り組んでゆきます)


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