荀子(24)

godman

2022年02月07日 14:15

《解蔽(かいへい)②》

「あらゆるものを比較対照してその中ほどに基準を置く。その基準となるものこそ  である」

*あらゆるものを比較対照しないと基準となるところが定まらない。偏った事象だけで基準を得ようと思っても無理なのである。

「心は何によって道を認識するのか? 虚心 集中 静止 によって認識するのである」

虚心:すでに記憶したことが以後の記憶を妨げないこと(先入観に捉われない)

集中:あるひとつの事物の認識が他の事物の認識を妨げないこと(偏見・思い込みに捉われない)

静止:夢や幻想の為に認識が乱されないこと(現実から乖離しない)

「一つの物事だけに詳しい人はその物事のことしか分からないが、道に詳しい人は色々な物事のことが分かる」

*専門家も悪くないが、内に入りすぎて視野が狭くなるきらいがなくはない。いろいろな物事に通じながらも得意な分野を有するというのが理想なのである。

「愚者の判断はあやふやな根拠に基づきあやふやな心によって下される。出てくる結論は見当外れに決まっている」

*しっかりした根拠とその考察を基に、頭を適正に働かせて判断できる者が賢者であるのだ。あてずっぽうで自分の都合の良い判断を下してばかりいる人間、決して少なくないのが現代の惨状であるが.....

・心が偏見に捉われるから人は道理を見誤り、間違った行動をするのだと荀子は述べている。


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