言志四録⑩
「ゆったりとした気持ちで
世の中に逆らわないのが和である。また、自分の立場を正しく守り、
世俗の欲望に惑わないのが介である。」
「名誉や利益は元々(絶対的に)悪いものではないが、私物化してはならない。」
「知(知識・知恵)は行(行動)をコントロールする天道である。」
「軽率でも怠け者でもない人が、よく事態を収拾し事を成就させることが出来る。」
「
学問するからには本を読むにしても納得するまで読むことである。行間を読むように心掛ければ字面だけでは分からないことも納得できるものだ。」
「浮かれた心(心理状態)や騒がしい心(心理状態)で(本を)読んではいけない。」
「真実の言葉は人を感動させる。」
「敬忠、寛厚、信義、公平、廉清、謙抑、は上に立つ者の誰もが戒めとすべきである。」
「老人が(新たな)勉学に取り組む場合、益々志気を励まして、青年や壮年の人に負けてはならぬ、という気概が必須である。老人にはもう取り返すだけの明日はない(時を無駄に出来ない)。今日学ばずして、明日があると考えてはいけない。」
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