言志四録⑯
《言志耋録》
「実行することなく、ただ
知っているだけなら空想である。
知恵なくして行うのは妄動である。」
「学問を始める際は志を立て、それから書物を読むべきである。いたずらに
知識を広めるための学問は人格形成の点で疑問である。」
*真の学問は心の汚れを清め行いを良くすること、
悪い学問は博学や名誉を欲するためにただ知識を詰め込むこと、である(中江藤樹)
「学問を志す者は、頼みとするものは自分一人であることを覚悟しなければならない。」
「欲望を抑えきれないのは志が固まっていないからである。」
「学問は人から強制されてするものではなく、必ず自発的にしなければならない。」
「肉体的な欲望に動かされ、精神的に生きようとする心を阻害するのは【私利私欲】である。」
「心の本体は(実体が)無いようであるが、存在しているものとして追及してゆくのが修業である。」
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