言志四録⑬
「大臣の地位にある者は天下の事情に通じ、物事を処理するにあたっては公明正大でなければならない。事情に通じていなければ一方に偏ってしまうし、公明正大でなければ頑固になってしまう。」
「人情が自分に向かうか背くかは敬と慢の違いにある。」
「恩や怨は小さなことから起こるものだから、十分に考慮して行動を慎むべきである。」
「正義と知恵とから(導き出される)思い切った断行・果断は最良である。」
「いったん、悔い悟った者へは、以前の悪い事を追及してはならない。」
「一人でいるときの修養は、、大勢の集まりの中にいるような気持でいればよい。人との応対の修養は、一人で閑静な住まいにいるのと同じ気持ちでいればよい。」
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