2024年07月22日
戦国策④

【燕】
「臣の不信は足下の福なり」(信用ならぬような男であればこそ役に立つ)(蘇秦)
*曲者と言われるぐらいの方が仕事が出来たりするものだ
「礼を尽くして相手に仕え、謹んで教えを受ける。ならば自分より百倍優れた人材が参内する。相手に敬意を表し意見にじっと耳を傾ける。ならば自分より十倍優れた人材が集う。相手と対等に振舞うようでは自分と似たり寄ったりの人間しか集まらない。これが人材招致の常識である。」
「優れた人物は人から疑われるような行動はしない。行動を人から疑われてはもはや義侠の人ではない。」
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│戦国策(中国の思想)
2024年07月21日
戦国策③

【趙】
「実績が伴わなければ、高位高禄の公子や親族さえも財産を保つことは出来ない。」
・自身の意見が取り上げられないと嘆く前に、意見の出し方や説き方を研究する必要があるのだ。
・相手を信頼することなしで賢臣を期待しても無理である。
「趙が滅びたのは賢人がいなかったからではなく、いてもその意見を聞かなかったからだ。」
【魏】
無茶でないものを無茶と考える、これが真の無茶である。
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│戦国策(中国の思想)
2024年07月20日
戦国策②

【斉】
・情報や意見を分析する場合、私情・自分の感情・嗜好を交えてはいけない。客観的に、同時に情報提供者・発言者の立場・利害をも分析しないと正確には出来ない。
・人材を集めるには人材を愛することだし、登用の鉄則は能力主義に徹することだ。
・勝って調子に乗り過ぎると身の破滅を招く因となる。
・誉めるにせよ悪口にせよ、直接言うより間接的に伝える方が効果は数倍する。
・優れた論客はやたらと騒ぎまわらず、シンプルに根本を述べるものである。
・根本を問わないで末節を尋ねるのは大きな間違いである。
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│戦国策(中国の思想)
2024年07月19日
戦国策①

戦国策とは、中国における戦国時代の論客たちの権謀術数を書き記した記録文学・歴史物語である。
【秦】
「貧乏であれば実の両親までが知らんぷりをし、出世をしたら遠い親戚までもが恐れ入る。この世に生まれたからには地位や金銭も疎かには出来ないものだ。」(蘇秦)
・複数の勢力が入り混じっている時は、誰と結んで誰と戦うか?自己保存の為には容赦は無用である。
・異なった条件の下では異なった戦術をとらねばならぬ。
・いかに人物を見出しても、それを育てなければ「先物買い」とは言えない。
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│戦国策(中国の思想)