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Posted by naturum at

2023年02月24日

五輪書⑤




(兵法三十五か条の書)

・一方に片寄ることの無いように習練を積むこと

・平生から戦いの姿勢を保ち、戦いにおいては平生の姿勢を保つ

・遠く広くを見る観(かん)と、近くを詳しく見る見(けん)

・どの技能であってもそのことに習熟すればよく知れるものである

・一つの事に集中する意思である意の心は眼に現れ、大きく広い心構えである心(しん)の心は眼に現れない

・一つの事に集中する意思である意の心は軽めに、大きく広い心構えである心の心に重きを置き、心を水として時々に従い、事に即応すること

・ひけらかし、強さを押し出し、素早いように見える兵法は下位である。華やかに見える兵法は中位である。大きく、真直ぐで、静かに見える兵法が上位である。

・構える、ということがある為に太刀も身体も凝り固まるのである

・期(ご)を知るとは、運命から身をひるがえす時を知り、運命から遁れることの出来ない時を知ることである

・勝つ理(ことわり)は全て、広く真直ぐな有り様であるところの空(くう)に由来し空(くう)に帰着する

(独行道)

・古今の道に背かない ・何事であれ、他人に依り頼る心を持つな ・一生の間、(兵法以外への)欲心を抱いてはならない ・全ての事に後悔するな ・他人を羨んだり憎んだりするな ・どんな事態に遭遇しても別れを悲しみ嘆かないこと ・己にも他人にも、恨んだり、愚痴や不平を言ってはならない ・己にかかわる凶事を忌まないこと ・兵法の道を極めるのに死を厭わないこと

(五輪書 終わり 次回からは 言志四録 を読み解いていきます)  
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Posted by godman at 12:49五輪書

2023年02月23日

五輪書④




(風の巻)

・他流の道を知らなくては我が二天一流の道も明確に心得難い。

・我が二天一流では長い太刀に片寄る捉われた狭い心を嫌うのである。

・勝つには勝つ理(ことわり)が無くてはならない。我が二天一流の兵法の道は少しも無理なことを考えず兵法の知恵の力によってさまざまな手立てによって勝ちを得る。

・正しく勝つ理によって敵を追い廻し、敵を従える有り様が大切である。

・敵の心が捻じれ、くねる所を勝つことが大事である。

・兵法における構えとは敵に都合が悪いようにしつらえることである。

・何事であれ熟達した者の運びはせわしなくは見えないものである。

・世間の人が習練している技を見ると皆一つの事に片寄った道であって、奥義や表を書きあらわさなくても、皆人の知っていることだけである。

(空の巻)

・「有るところ」を知って「無いところ」を知る、これがとりもなおさず【空】である。

・偏りや歪みを自覚して正しく真直ぐなところを基本とし、本来の心の有り様を道として兵法を広く実修し、正しく、明らかに、大きなところを思いとって、空を道とし道を空として見てとるのである。
  
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Posted by godman at 13:24五輪書

2023年02月23日

五輪書③




(火の巻)

・世間の人は皆、戦いにおける勝つ理(ことわり)を小さく思い定め、僅かの速さの勝ちや、小さな勝ちの速さを重んじている。

・命を賭けた打ち合いにおいて、勝つ道をしっかりと体得することが我が二天一流の兵法である。

・場の特殊性を利用し、場の勝ちを得ることが重要である。

・先(せん)は兵法の要、勝つ理(ことわり)が先(せん)である。

・敵が技を仕掛けてくる時、役に立たない技はさせるに任せ、役に立つ技はさせないことが兵法において重要である。

・世間を渡るにも、思量を尽くし大事にかけて『難所』を越さなくてはならない。

・心の隔てが残れば、価値を得たとは言い難い。

  
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Posted by godman at 12:49五輪書

2023年02月22日

五輪書②




(水の巻)

・平生も戦いの時も少しも変わることなく、(自然体で)心を真中に置き、心を静かに揺るがせ続けること

・知恵も心もひたすら磨くことが重要である。

・兵法において、平生の身体の姿態を戦いの場におけるものとし、戦いの場における姿態を平生のものとせよ。(常在戦場の心掛け)

・眼の使い方は大きく、広く捉えることである。

・凝り固まってしまうのは死んだ太刀(武器)の持ち方である。

・太刀を取れば、何としても相手を斬る、という心でなくてはならない。

・(目的を達するための手立てが)一つの在り様に凝り固まるのはよくない。  
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Posted by godman at 12:37五輪書

2023年02月21日

五輪書①




(地の巻)


・たとえ 文・武の道にかかわる才能が無くても、武士たるものはめいめい身分相応に兵法の道を習得すべく努めなければならない。

・どのような時にも役に立つように稽古する事、すべての事態に対して役に立つように教える事が兵法の本来の道なのである。

・総じて世過ぎには士農工商の四つの道がある。第一は農の道、第二は商の道、第三は士の道、第四は工の道である。

・誰であれ人は、世間においてそれぞれの道を習練することが大切である。

・武具に備わる勝つ理(ことわり)を知るならば、どのような武具であれ、場合により、時に従って対応することが出来る。

・様々な芸能・技芸において拍子に背いてはならない。とりわけ敵と食い違う拍子を心得ていないならば、兵法の道を十全に身につけているとは言えない。

(二天一流の心掛け)

・邪悪にならないこと 稽古に励むこと 諸々の芸能・技芸に触れること 様々な職の道を知ること 利害・損得を心得ること 良否・真偽の分別を付けること 目に見えない所の感得を察知すること 些細な事にも心を配ること 無益な事に手を出さないこと

・多人数の合戦の兵法とは、優れた士卒を持つ 軍勢を動かす 一身を正しく修養する 領国を治める 領民を養う 世間の礼儀作法を伝え行う ということである。   
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Posted by godman at 13:02五輪書