2024年11月12日
菜根譚61

132.減らすことを考える
人生では何事につけ減らすことを考えればそれだけ俗世間から脱け出すことが出来る。
交際を減らせば揉め事から免れる。
口数を減らせば非難を受けることが少なくなる。
分別を減らせば心労が軽くなる。
知恵を減らせば本性を全う出来る。
133.心の動揺を押さえる
心の動揺さえ押さえることが出来るならば、全身に和気が満ち溢れ春風そよぐうららかな心地になれるだろう。
135.不満を抱かない
「縁にまかせる」「地位に安んずる」、この二つの言葉のように今置かれている境遇に安んじていれば必ずや安心立命の境地を見出すことが出来よう。
2024年11月11日
菜根譚60

127.人生の落とし穴
分に過ぎた幸運、理由のない授かり物は悪魔の誘いの餌か或いは人生の落とし穴だ。
128.自分の手に操る糸を
人間は(運命の)操り人形に過ぎないが、操る糸をしっかりと自分の手に握りしめておけば全てを自分の意志で行うことが出来る。
一切、他人の指図を受けなければ、身は俗世にあっても心は俗世を超越できるはずだ。
131.第三者の立場に
君子は渦中に身は置いても、心はその場を離れて第三者の立場に立たなければならない。
2024年11月10日
菜根譚59

122.心次第で苦海となる
名誉や利益に捉われた人々はしきりに世の中を嘆く。
この世は決して汚れてもいないし苦しみの海でもない。原因は彼ら自身の心にあるのだ。
124.悪習に染まったせい
人は、世の悪習に染まらなければ遥かに素晴らしい風格を身に付けるのではないか。
126.野垂れ死にしても
山林の隊士は清貧ではあるが世俗を超越している。
田舎の農夫は粗野ではあるが見るからに純朴だ。
悪賢い商人の仲間になるくらいなら野垂れ死にしようとも清らかな心を持ち続ける方がはるかにましだ。
2024年11月09日
菜根譚58

119.ものみな真理の門
心本来の姿を見失うのは、多くの場合、雑念によって揺れ動いているからである。
120.喜びも悲しみも忘れる
どんな幸せも不幸の種にならないものはない。
どんな不幸も幸福のきっかけにならないものはない。
121.心に影を留めない
耳に聞こえる雑音は過ぎ去ってしまえば最早是も非も残らない。
心に浮かぶ雑念は心を空にしてしまえば最早物も我も影を留めない。
2024年11月08日
菜根譚57

111.人生もまた楽し
【たくらみの心】を捨てれば清々しい気持ちでいられる。
心が世俗を脱すれば世の騒がしさも苦にならないものだ。
117.無為にして化す
悟りを開いた人は万物をあるがままの姿において発展させる。
万民の心をもって天下を治める人はこの苦しみの世界をそのまま楽土に変える。
118.暇すぎても忙しすぎても
暇があり過ぎると下らない雑念が頭をもたげてくるし、忙しすぎると本来の自分を見失ってしまう。
ある程度の心身の苦労はあった方が良いし、また、風流を楽しむことも忘れてはならない。