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Posted by naturum at

2023年02月22日

2023 J2リーグ第1節 ザスパクサツ群馬 vs ブラウブリッツ秋田




2月18日(土) 群馬 0 (前半 0-0 ) 0 秋田

いよいよ始まった2023年のJ2リーグ。ほぼ半数のメンバー入れ替わりがあって全く別のチームになった秋田が、どのくらい従前のプレー強度に迫れているか?凌駕しているのか?に注目していた。

クラブとしてはプレーオフ圏内を目標にしている今シーズンであるが、J2在籍3シーズン目でプレーオフ圏内というのはちょっと急激すぎるきらいがある。
もしプレーオフ圏内に今年食い込んだとしたら、また多くの選手を抜かれて、間違いなく来シーズンは急降下して降格順位に落ち込んでしまいそうであるが...。
今期は勝ち点60くらいで順位は10~12位が堅実な目標ではないかと思う。中位を8~10シーズン維持し、その間に育成強化と資金力を充実させ、満を持してJ1にステップアップを目論むというのが現実的であろう。

さて、試合の方の感想を。

中盤のこぼれ球の競り合いは少し強度が落ちたか?稲葉・輪笠が抜けたところはボール奪取という点で大きい。また、試合を通じてボールの取り処がはっきりしないようにも感じた。
ただ、藤山・諸岡のセットは攻撃力という点では稲葉・輪笠のセットを上回り、非常に期待できると思った。

シュート意識も全員が向上しており、『どこからでも得点できる』という雰囲気・怖さが出てきた。加えてセットプレイもかなりデザインしてきている様子がうかがえ、キッカーの藤山も江口に匹敵する精度を見せてくれた。この点も秋田の更なるストロングポイントになりそうだ。

コンビネーションもかなり向上していてJ2昇格初年度の、『勢い』と『縦一本』のサッカーから格段に進化している。今までの弱者のサッカーから、少しずつ【意外性もある質実剛健な挑戦者のサッカー】になっていると感じる。

相手の群馬はまだチームとしての骨格が固まりきれていなくて、練度ももう少し向上の余地があるなという印象。シュート力が見劣りし、球際も弱く、GK櫛引のファインセーブが無ければ2~3点は取られていただろう。

秋田の目立ったプレーヤーは、高田、河野、藤山、諸岡。彼らに沖野、星、吉田が絡み始めるとチームとしてさらに面白くなりそうだ。

まあ、初戦で、アウェーで、J2に昇格してから初めての開幕戦勝ち点1という結果はまずまず。
次節の熊本も強豪だから、堅守でしのぎ、勝ち点を得てもらいたい。初勝利はホーム開幕戦で十分なので、まずは手堅い試合を3つ重ねてほしい。  
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Posted by godman at 11:48サッカー評2023

2023年01月11日

第101回全国高校サッカー選手権大会 決勝




岡山学芸館(岡山) 3 (前半 1-1 ) 1 東山(京都)


とびぬけて上手い、強い、という選手は見当たらなかったが、どちらも勤勉で『テクニック』や『タクティクス』、『インテリジェンス』というもののエッセンスには乏しいものの、その分【運動量】を拠り所にして相手を上回りたい、形はどうでもいい、というようなやり方に感じた。

体格と展開力、ゴール前でのアイデアの数は東山に少しだけ分があるが、いかんせんこの試合に限って言えば『決定力』に欠けていたし、後半20分過ぎからは明らかに運動量が落ちた。また、前半からDFに何度も隙が生じ、決定的な場面を作られていたことも見逃せない。

岡山学芸館は、運も味方し(1点目、3点目は再現性に乏しく、ラッキーな得点に思える)、最後まで運動量・プレー強度を保てたことが勝因か?
しかし前半のあえて攻め手を制限してブロックを作って守りから入ったやり方を狙ってやっていたとしたらかなりの策士と言える。事実、先制点までは東山のほうが優勢でゲームを支配していたのだから...。

気になったのは、クラブチームのユースと比べ、パス出しのタイミングや攻めのバリエーションには乏しさを感じられ、プロフェッショナルを身近に感じている者とそうでない者の差が確実に拡がっている印象を受けたこと。遅かれ早かれ、プレミアリーグがこの年代の最高峰として注目度が逆転する日もそう遠くはないのではないだろうか。

かつての〈サッカー王国〉とそれ以外のような地域格差は実際はほぼ無くなっていて、各校の独自性が際立つ(中堅の私学に多い気がする)、か、逆に、新しい概念・テクノロジー・他校&クラブの長所を積極的に取り入れる標準化(後発・新興の高校がこのグループに多い)、が進んでおり、今の高校サッカーではこのどちらかに特化しないと勝てないと思った。

でありながらも、やはり高校サッカー界のトレンドは【没個性のサッカー】ではないか?個人としての将来性、スケールアップよりも、集団として求める結果に固執するあまり、可能性に溢れた個が、集団の利益を重視するインテンシティ重視のサッカーに潰されているようで、今回は特に興醒め感がありありだった。

なんだか、高校サッカー上がりで代表を張るプレーヤーや、ワールドカップに立てるプレーヤーは今後絶滅しそうに思えた。  
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Posted by godman at 16:39Comments(0)サッカー評2023