2023年08月31日
一休のことば⑬

*どうせこの世は輪廻の渦中、どのように生まれ変わろうとも、生きとし生けるものとして自由の天地で羽ばたけばよい。
「荒々しい心や怒りや恨みも、欲情の思いは出家する二十年前と同じく今でもあり、無くなりはしない」
*人は誰でも欲望や迷いの煩悩に苦しむ。煩悩があるがゆえに人間なのである。
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│ヘタな人生論より 一休のことば
2023年08月30日
一休のことば⑫

*人は「貪欲」をコントロールし、「足るを知る」心境になると他人の喜びに幸せを感じるようになれる。
*「悟りを開いた」状態とは、我執から解き放たれた軽やかな精神状態ともいえる。
「是か非かを論ずるのは、もともと勝負を争う修羅場である」
「病は得か損かとその是非を分別するところにある。病は自分の見解に偏執するところにある。病は限られた見識に陥り大道を見ることが出来ぬところにある。病は地位や容貌に囚われるところにある」
*悟りの境地というものは、我執からくる【是か非かの小悟】を捨てた広大無辺の大道に安んじて、身も心も投げ出すところから開ける。
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│ヘタな人生論より 一休のことば
2023年08月29日
一休のことば⑪

「当たり前の道理を知るなら、なぜ世間に自分を売り込んだり権力者にへつらう必要があろうか。こうした連中は無限の時間にわたって餓鬼畜生の仲間であってその境界から抜け出ることはない」
「人間が一生の間に食べられる量は決まっている(それ以上に食べることは無理である)」
「己への執着は、剣の切っ先のように人を傷つける」
*自己の器以上の能力を求められる地位に(偶然、もしくは間違って)就いた時、周囲が迷惑がっていても本人は気付かない。今の政治家はまさにこのようなものではないか?
*自己執着こそ、他人を傷付けるだけでなく自分をも傷付ける斧となる。
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│ヘタな人生論より 一休のことば
2023年08月28日
一休のことば⑩

「法の妙理を求める為には、眉間を剣で割って血を天に捧げるくらいでなくてはならぬ」
「(人間の)根本は永遠の過去から引き継いでいる人間の愚かさ、自分に執(とら)われる心情なのだ」
*平和な時代が続くと、裏では他人への格付けや嫉妬が渦巻いているのが現実である。我執を背負うことは不幸なことである。
*仏法を世渡りの道具にしてはならない。
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2023年08月25日
一休のことば⑨

「法を説き禅を説く場所で家柄を取り上げ、人を辱める言葉を聞き思わず息をのんだ。禅問答において、もし人を差別しない心の在り様がないならば、禅堂は世俗の喧嘩の場となってしまい、煩悩を益々増長させるばかりだろう」
*王様であろうと社長であろうと、あるいはうだつの上がらない庶民であろうと、それは仮の配役に過ぎない。仮の姿でしかない。
*ホームレスを見て「なんて向上意識のない奴らだ」と人は白眼視するが、実情はそうではない。向上意識の行き着いたなれの果ての姿が、気が付くとホームレスだったりするのだ。(世の中には)目指したものと結果とのギャップがあるのだ。
*人はそれぞれ生きていく上での価値意識というものがあり、内心の目指すものに違いがある。自分では上手くやったつもりであっても、それに見合う結果が的外れとなることはしばしばある。
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