2024年01月11日
孫子・呉子㉘

賞罰の規定は明確、適用は厳正、軍はこのようであってこそ戦えば必ず目的を達成し、成果を収めることが出来る。
法制の要は、弱い者がどのように強い者を統御するか?である。
力が分散すれば弱体化するのは当然であり、信頼によって結ばれていなければ内部から崩壊するのは必至である。
部下が服従するのは愛慕の念に基づき、指揮官たる地位は権威に基づく。
勝利は戦おうとする意欲あってこそ得られる。
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│孫子・呉子(中国の思想)
2024年01月10日
孫子・呉子㉗

敵を撃つを刑といい己を守るを徳という。黄帝の刑徳の説とは人事を尽くすことを説いたものである。
国土が広く開発が行き届いていれば国は豊かになる。人口が多く法制が整っていれば政治は安定する。
戦争は国家の大事であるから、一時の感情に任せてこれを起こすことは厳に慎まなければならない。
いたずらに戦争を長引かせることも避けるべきだ。
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12:00
│孫子・呉子(中国の思想)
2024年01月09日
孫子・呉子㉖

大軍に包囲されても粘り強く守って敵を食い止めていれば援軍は必ず来る。
敵に打ち勝つには十二の心得がある。又、敵に乗ぜられる十二の欠陥もある。
処刑される人間は大物ほど効果があり、表彰される人間は小物ほど反響が大きい。
良馬も良き騎手を得てこそ遠路を走り、賢士もしかるべき君主を得てこそ才能を発揮できる。
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12:00
│孫子・呉子(中国の思想)
2024年01月05日
孫子・呉子㉕

成算も立たぬうちに(計画を)口外するようでは部下の信頼を失い、従って賞罰も効力を失う。
正義のための戦ならば率先して兵を起こし、敵の機先を制して正義の戦いであることを天下に明らかにせよ。互いの利益に基づく敵対関係であったならば、後手を取ることで大義名分を得よ。
一をもって十にあたる守備能力を発揮させるための拠り所が城である。完全に守り通すためには外部からの救援部隊が必要不可欠である。援軍の無い城はいつかは必ず落ちる。
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│孫子・呉子(中国の思想)
2024年01月04日
孫子・呉子㉔

命令はやたらと変更してはならない。一旦命令を下したならば大筋に誤りのない限り変更せず、多少の疑念くらいは押し切る強さがなければならない。指揮官が確信をもって命令を下せば部下は疑念を抱かない。
富国強兵のためには①食糧備蓄②十分な論功行賞③有能な人材の抜擢④兵器の整備⑤厳正適切な処罰、の五つが条件である。
上厚下薄という表現がそっくり当てはまるような国(組織)は救う術もない。
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12:00
│孫子・呉子(中国の思想)