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Posted by naturum at

2024年07月08日

老子・列子⑯




立派な戦士は強がらない。戦上手は誘いに乗らない。常勝の人はむやみに喧嘩腰にならない。人使いの巧者は尊大な態度を取らない。

戦は(こちらから)仕掛けてはならぬ。相手が仕掛けてくるのを待て。進んで戦うより退いて守れ。敵を侮ることほど大きな過誤はない。双方の戦力が伯仲する時は、攻撃されて止むを得ず防戦する方が常に勝つものだ。

知の限界を悟るのが真の知である。知の限界を悟らぬのは迷妄である。

人民の本性を軽視してはならぬ。人民の自然を抑圧してはならぬ。抑圧しなければ政治は自ずと成功する。

聖人は自己の責任を自覚し、自己の価値を自覚しながらも他に誇示しない。
  
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2024年07月07日

老子・列子⑮




事件は起こらぬ前に処理し、秩序は乱れぬ前に収拾することが肝要である。

自然の道理に逆らい作為と我執にとらわれる者は必ず失敗する。

凡人は完成間近に漕ぎつけながらいつもそこで失敗するが、最初のころの慎重さ(初心)を忘れてしまうのがその原因である。

人民が賢しらに過ぎると、政治はやりにくくなるものだ。

道 からは、①人を慈しむ心②物事を控え目にする態度③人の先に立たない行動、という三つの宝が引き出せる。
  
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2024年07月06日

老子・列子⑭




(施策を)意識させぬほど自然な政治なら人民は常に心安らかである。重箱の隅をつつくような政治なら人民は常に戦々恐々としている。

人間は優れた意見ばかりをもてはやし善行ばかりを受け入れる。しかし 道 だけは善不善を超越して全ての人を生かす。

人間は優れた意見ばかりを聞き入れ善行ばかりを受け入れる。しかし 道 だけは善不全を超越して全てを生かし受け入れる。

難事はもつれぬ前に先に処理し、大事は小事のうちに収拾する。如何なる難事であろうともその発端は常に単純な問題に過ぎず、如何なる大事であろうともその発端は常に些細な事件に過ぎないものだ。

  
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2024年07月05日

老子・列子⑬




自然に順応しきるならついには無窮の境地に到達する。無窮の境地を知ってこそ明知と言える。

強壮の影には必ず老衰が潜む。強壮のみに執着するのは 道 に外れた行為である。 道 に外れた行為は長続きしない。

真の知者は知をひけらかさない。ひけらかす者は真の知者ではない。真の知者は感覚にとらわれず、みだりに私意を働かせはしない。才知を捨て、自己主張せず、ただ平々凡々として世俗に同調する。 道 と一体化する、とはこのことである。

禁令が増えれば増えるほど人民は貧しくなり、人民の知恵が増せば増すほど社会は乱れてくる。技術が進めば進むほど不幸な事件が発生し、法令が整えば整うほど犯罪者は増加する。
  
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2024年07月04日

老子・列子⑫




「知識を万能とする考え」を弱め尽くした窮極に至って、無為の境地が開けてくる。

生も死も等しく 道 の表れであり、本質的な差はない。

生物の中には長命も短命もあるが、生死はそれぞれに自然である(作為がない)。人間のみが死期とは関係なく死を招くのは人間が生に執着し過ぎるからである。

道 への認識を無限に深めてゆくためには、感性を没却しなければならない。感性的判断に固執する限り 道 は永遠に認識できない。感性では捉えられぬ物事を認識することが 明知 である。感性に依存する 小知 を捨てて存在をあるがままに受容することが堅固な認識の在り様である。
  
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