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Posted by naturum at

2023年03月09日

言志四録⑨




「事の処理は、まず全体がどうなっているかを調べ、その後、だんだんと細かいところに突き進んでいくのがよい。」

「大きなことを言う者は度量が狭い。強がりを言う者は臆病である。大言もなく壮語でもなく言葉の奥に深い意味を含んでいる人こそ、見識が高く度量も広い。

「君子は、その地位・境遇を自分本来の持ち分と考えて、それに応じた行いをし、それ以外の欲望を願う心はない。故にどのような境遇にあっても少しも不安を覚えず悠々自適する。」

「学 というのは自分で実行し、問 とは自分の心に問うて反省するということである。」

「自然の法則によって得たものは強固であり、人(人工)の知恵によって得た者は脆い。」

「つまらない人物は自分の心を欺きそれで満足しきっている。」

「反省する心を(常に)持っていれば、心は決して放漫にはならない。」

「(経験の豊富で、確固たる実績を有する)老人は、多くの人から尊敬される立場にいるのだから、その言動は端正でその意気は益々壮大でなければならない。そして多くの人々を包容し、若い人を育て上げることこそ望ましい。」  
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Posted by godman at 12:49言志四録

2023年03月08日

言志四録⑧




「つまらないことを考えたり他の事に心を動かされたりするのは、志がしっかり立っていないからだ。」

「善悪を判断する理性がその時々の感情で動かされるのを欲という。感情が理性に通じていれば公欲、理性が感情に抑えられれば私欲となる。」

「手かせ足かせをはめられ窮屈に感じるのであれば、これは偽の敬であって真の敬ではない。」

「人は自分の居る処に安穏の場を求め、これを楽しめばよいのである。」

「春風の暖かさをもって人に接し、秋霜の厳しさをもって自らを慎む。」

「私欲に勝つ工夫はほんの一瞬にある。色々思い悩むことなく、即座に実行に移せ。」

己に克つには日常で起こる身近なことを一つ一つ処遇していくことによって積み重ねられる。

「大事件に出会ったときには急に解決しようとしないでしばらくそのままにしておいた方が良い。」

・落ち着いてからじっくりゆっくりと解決してゆくのが得策である。

行動は理論に適ってこそ正しくなる。理論だけでも駄目だが行動だけでも駄目である。  
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Posted by godman at 12:09言志四録

2023年03月07日

言志四録⑦




《Ⅱ 言志後録》

「書物を学ぶこと、学んだことを実行すること、真心を尽くすこと、正直であること」

「孔子の学問は堕落して芸の一つになってしまった。一度目を通すとすぐ暗誦するなどというのは芸である。」

「ただ先の事だけ考えて、あくせくしたところで何の利益もない。」

「人から自分が背かれた時、なぜ自分が背かれることになったのか、その理由をよく考えて反省せよ。」

「口うるさく注意しなくても子弟がついてくるようになるのが教育の極致である。」

「部下が一生懸命仕事に務めていたら、上の者はよく励まし誉めてやることだ。決して頭ごなしに押さえつけてはならない。」

人間は誰かに褒められる為に生きているのである。

「役人にとって、公・平・清・敬、は守るべき四字である。私・邪・濁・傲、は禍を招く四字である。」

すべての過失は慎みが無いことから起こる。もし、過ちを犯してしまったならば、速やかに改めるべきである。」
  
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Posted by godman at 12:46言志四録

2023年03月06日

言志四録⑥




「処理の難しいことに出会ったらみだりに行動してはいけない。良い機会が来るのを待って対応すべきである。」

「物事を処理する場合に自分の方に道理があったとしても、少しでも自分に有利になるような私心があってはそれが道理上の妨げとなって、道理が通じなくなるものだ。」

「言葉を慎まないと禍を招くことがある。飲食を慎まないと病気になることがある。」

「ものが一つ増えるとやることが一つ増え、やることが一つ増えると煩わしいことが一つ増える。」

「仕事というものは急がずじっくりやると成功するし、物心両面から面倒を見てやれば必ず人を味方にすることが出来る。」

惻隠の心も度が過ぎれば愛に溺れて身を滅ぼす。羞恥の心も度を過ぎるとドブの中で首をくくる者が出てくる。」

「読書の方法は①自分なりの解釈で作者の意を汲む②(書かれてあること)全部を妄信しない③作者の人物(像)と(書籍の書かれた)社会的背景も考慮する、に留意する。」
  
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Posted by godman at 12:36言志四録

2023年03月03日

言志四録⑤




「深く考え、これが最善であると決意した時は止むに止まれぬ勢いが出てくるので決して妨げられることなく自由に行動出来る。曲げることの出来ない正義の道を踏んでいれば危険なことはない。」

「何事も急いでは失敗する。落ち着いて機の熟するのを待てば目的を達成することが出来る。

「普通の人は、ひたすら死を恐れて取り乱す。」

*聖人→達観により死に対して心安らかである。 賢人→死を天命と心得、たじろがない。

*賢人→死を恐れることを恥じとし、心の乱れはない。 聖人→生死について、特別なものと考えすらしない。

歴史を読む者は、その現象から隠されている真相を探し出す必要がある。

「人から信用されることは難しい。言葉を信用しないで行動を信じるからだ。」

「みだらな考えを起こさないのが敬、みだらな考えが起きないのが誠である。」

「自分を修めるのに敬をもって実行すれば周りの人々を安心させ、ひいては社会(国家)も安んずることが出来る。」


  
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Posted by godman at 12:47言志四録