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Posted by naturum at

2020年01月02日

高校サッカー県勢初戦と天皇杯決勝

年末年始はスポーツ観戦目白押し!退屈しなくていいですねぇ(笑)

全国高校サッカー選手権大会 一回戦 秋田商業 2 (前半 2-1 ) 3 神戸弘陵

レッドカード直後のFKを叩き込まれたのが試合を決めた(更に言えば、あのレッドカードに繋がったプレイがこの試合のすべて)と言える。
数的不利になったら尚更、運動量を落とさない意味でもボールを大事にしてポゼッションを高めないといけないと思うのだが、数的同数の時からの局面での不用意にボールを失っていた積み重ねで、一瞬で試合をひっくり返された結果であると思う。
レッドカードを仕方がないとしても、そういう時こそあのFKは決めさせてはいけなかったし、選手も完全に冷静さを失わされてしまった。
その後の展開では完全に神戸弘陵の術中にはまって完敗であった。
最後はやはり三年間、いや、これまでボールを蹴ってきた時間の積重ねが最後の差となったのだろう。

前半はお互いミスを恐れずゴールを目指すガチンコ勝負。ただ、秋田商業の方が落ち着きがあった。先制された後にやや受け身になったが、いい時間帯に同点に追いつき、逆転したのはいい流れであった。シュート意識の高さは昨年同様であった。
この時点で、秋田商業はDFやGKからのビルドアップの正確性とルーズボールを奪取した後のつなぎの精度が課題であろうとみていたが.....。

後半、入りから神戸弘陵に押し込まれる。秋田商業の守備力の粘り強さがあるか否かがカギと見ていたが、結局はショートカウンターからDFラインの裏を簡単にとられてのレッドカード→直接FKで失点、という決定的な結果に。
その後はほぼワンサイドゲームで、1点差で収まったなぁ~というくらいにやられてしまった。田中君の逆転ゴールなんか素晴らしいの一言でしたね。
冒頭でも述べましたが、数的不利なら尚更しっかりボールを繋ぐべきだし、速攻よりも遅攻に活路を見出すべきと思うのだが、GKもDFもロングボールばかりで展開力の無さを露呈してしまい、全く打開の可能性を感じられなかったし、小林監督の指導力にも疑問が残る内容となった。

個別にみると、神戸弘陵の田中君は一人だけリズム・視点が違っているし、アイデアも面白くてM.O.M級の働きでしたね。
あと、現代サッカーにおいてGKの足元の技術はとても重要になっているのに、秋田商業の山口君は残念ながらその点でやや見劣りしてしまったね。

この試合を通じて、やっぱりサッカーIQって大事だなと思った。試合の流れ、状況、天候、等情報を的確に利用していかないと勝てないもんだなと。また、ゲーム中のミスや相手のファインプレーからは即座に学習できないといけないとも思った。
走力だけでは勝てないのが分かったから、次はプレイの正確性を高めないとね。

1/1 天皇杯決勝 神戸 2 (前半 2-0 ) 0 鹿島





令和最初の天皇杯決勝ですが、見どころの少ない、あまりドラマチックではない試合でした。
2点とも鹿島DFのミスっぽい。勝ちに徹した神戸の試合運びの上手さが際立った(鹿島のお株を奪うかの)。

前半から、神戸には攻めの際の勢いが良かったし、鹿島のプレスも激しいものでしたが、別格のイニエスタが上手く受け流しながらボールを散らして少しづつゴールに迫る。
鹿島もセットプレイから打開しようとしていますが、永木のキック精度も良いとは言えず得点には至らない。
鹿島は今シーズンもかなり選手を抜かれて、粒が小さくなっちゃった印象は否めない。動きも重く感じる。
チーム力の差がそのままスコアに表れている前半ということでしょう。

後半は、鹿島は運もない。間でボールを受けた者が何をするか?が違いを生むと考えると、イニエスタとレオ・シルバの出来の差がこの試合の差といえるでしょうね。
前半と異なりガチガチの堅い展開になった後半は、両者の外国人プレーヤーの出来に雲泥の差が顕著で、状況打開の工夫も物足りなかったと思う。

個人に目を移すと、藤本はツキもあり、運動量もあってチームに貢献していた。酒井高徳は、代表引退したことでかえってパフォーマンスが上がってきていて、再び伸び始めているような印象。ポドルスキも効いていた。

これでACL本戦には横浜FMと神戸が、プレーオフには鹿島が、ということになりましたが、ACLで上位にいくには、神戸に対しては緻密なチーム編成が、鹿島に対しては若手の成長による底上げと守備力の増強が求められると思う。横浜も含め、常にベスト8以上に全チーム残るくらいの戦いをACLでも望みたい。




  
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Posted by godman at 08:01サッカー評

2019年12月30日

楽観できない

週末に行われたキリンチャレンジカップと皇后杯決勝。
結果はともかく内容がどうも釈然としない。来シーズンを占うにしてはちょっと....だね。

12/28 キリンチャレンジカップ U-22 日本代表 9 (前半 5-0 ) 0 U-22 ジャマイカ代表





前半、プレッシングの強度も有り、積極性が前面に出ていて非常に気持ちの入った立ち上がり。(E-1 
の日本戦での韓国代表のよう)
先制のFKは見事としか言いようがない。終始、先手先手と動けているし、ルーズボールも取りきれていて攻守の切り替えも早い。パススピードも速く全体のバランスもとれていて完璧な内容であった。

後半は少々運動量が落ちたが、それでも相手より動けている。得点パターンも多彩だが、欲を言えば強烈なミドルシュートを見たかった。
前半と比べてダイレクトプレイが半減してしまったが、相手のプレスも全然のせいで見落とされている。ジャマイカはちょっと強化相手としては役不足だね。

個別評価は、結果が結果なので全員悪くはないが、①中山はコロンビア戦の不出来を帳消しにできた②安部は、久保や堂安よりもこのシステムにはフィットしそう③前田のプレー強度の強さはフル代表でもいける、という印象を受けた。

ともかく相手が悪すぎて可も無く不可も無い。まあ本大会メンバーレベルは、安部・前田・旗手ぐらいであろうか。
90分間攻めの姿勢を崩さず、プレスをやりきらないと本大会では上位に食い込めないと思うので、もっともっとフィジカルを鍛えるべきだし、フィニッシュの精度もあと2ランクぐらい上げないと厳しいと思う。
あとは怪我せず、コンディションを整えることだね。

12/29 皇后杯決勝 日テレ・ベレーザ 1 (前半 1-0 ) 0 浦和レッズレディース

前半、走りのスピード、キック力、パススピードは明らかにベレーザが上。逆に言えば全てにおいて浦和はスピード不足である。
ただ、ベレーザのDF陣はフィジカル的にゴリゴリくるのに弱いと思う。まあチャンスとピンチの数から云えば互角の戦いだね。

しかし、後半は締まりのないダレた経過。浦和のDF陣と菅澤は能力高いと思うけど、MF陣の技量・強度・精度が悪すぎるね。その為中盤を飛ばして菅澤へ入れるしか手が無く、MFのスペースへの上がりも皆無で全く機能していなかった。
ベレーザははっきりいって有吉のところが穴?思うよりDFのバランスは良くないと思った。
お互いに「仕留める」シュート力が決定的に不足であり、攻撃への反応が弱い。

個別に見ると、浦和の方はMF陣は全く駄目だし、清家は経験不足感が否めない。ベレーザはDF陣の寄せのスピードに難有り。
浦和は南と長船、ベレーザは小林・植木の出来が光った。

まあ、天気もよく、雰囲気もよく、観客が多かったというだけかな?印象としては。
両チームとも、1万人の観客が集まってくれた中での試合、という意義が分かってない気がするし、90分間ファイトしきる体力、バイタルでの精度向上、等々課題ばかりが目立ったと思う。
このようなレベルが国内リーグ最高峰では、五輪でのメダル獲得なんぞ夢のまた夢だと思う。プロ化のビジョンも進んでいるが、先ずは各チームの環境整備と、各個人のプロ意識を高めてしっかり鍛錬するしか解決策はないのではなかろうか。

  
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Posted by godman at 12:35サッカー評

2019年12月23日

2019 E-1 最終戦 不完全さと落胆と

男女ともに二連勝で迎えたE-1最終戦。しっかりとタイトルを取れるのか?内容はどうか?
という名も実も必要な試合である。

12/17 韓国女子代表 0 (前半0-0) 1 なでしこジャパン





前半、岩渕の離脱による田中先発であったが、彼女を生かすラストパスが出ないというか出しづらい。シュートも打てず、運動量も少ない、では相手を上回るのは厳しい。
もっとスペースを突いてフィールドを有効に使ったらいいのにと感じた。岩渕不在で決定力を失い、長谷川不在で展開力に欠けた試合である。
実況はヨイショばかりで客観性に欠け、解説も忖度が入っていて甘口だったと思う。

後半に入ると、ますます韓国の出来がよくなる。なでしこはルーズボールを拾えなくなり押され気味。セットプレイが取れても工夫が無く、アーリークロスの意識もない為相手の背後を脅かせず、シュートすべきタイミングでも悉く打たず、ではね。
いくら上手に崩してもフィニッシュできなくては無意味である。(唯一、PKの場面だけシュートを打ったが故に、得点へつながった)
ボランチコンビのクリエイティブさにも大いに不満が残ったが、ディフェンスの安定のおかげで何とか勝てたと思う。

個別でみると①田中は国内リーグ限定のプレーヤーで国際舞台には不向きなことが明確に②中島は消えていた時間が多すぎた。決定機を外したのは愕然。力が落ちてきたか?③杉田はポジショニングがずれていたのと、パスのファーストチョイスが悪い④ディフェンス3人とGK山下は代表当確レベルの出来で文句なし

まあタイトルをしっかり取ったことはいい。それも無失点というのは大きいと思う。ただ、北朝鮮不在の大会はやはりレベルが一段落ちる。このレベルで目立つ活躍が出来なかった選手は代表落選かな?と思う。
五輪に向けて、早めに選手選考を終えて強い相手とのゲームを通じてチームを固めていくしかないね。

12/18 韓国男子代表 1 (前半 1-0 ) 0 森保ジャパン





スタートアップの人選に疑問符が付く。前半の印象は、韓国は確かに激しいが、粗さが前面に出ていて歴代どおりだったと思う。対策はあったと思うのだが。。。
失点の場面はMF陣のボールへの執着心の緩さゆえであり、猛省を促す。
ゲームメーカーも不在だし、森保もこの試合に関してはゲームプランを誤ったと感じた。1失点で済んだのはラッキー以外の何物でもない。

後半、交代策はまずまずだったが展開にメリハリがなく、「ああ、打開策も見えないし、負けだな」という印象。この試合でみると、JリーグはKリーグより甘さが際立ち、メンタルも弱いと言わざるを得ない。悔しいけれど...
森保のDFの選び方には当たりはずれがあるようにも感じた。

個別評価①運と強引さのないFWはアウト。上田はダメだと思う②橋岡・遠藤にみるようなハイプレッシャー下でのボールコントロールに劣るプレイヤーは少なくとも不向き③森保のメンバー選択が最大のミスでは?大島・仲川・相馬・小川はスタートから使ってみるべきだったのでは?

結局、五輪世代のトレーニングと五輪代表の選考にはなったし、代表レベルの基準が明確に可視化されたが、今回招集したメンバーの半数以上が実力不足を露呈し、また、森保のゲームプランニング能力にも疑念が生じた落胆が大きかった。
やっぱり苦手なタイプ(南米、中東)との試合を多くやりこむことと、個別に高い目標を持って所属チームで日々の鍛練を積重ねてゆくことが大切なのではないかと感じた。
  
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Posted by godman at 09:30サッカー評

2019年12月17日

2019 E-1 2戦目 王手をかけた?

E-1 の男女各2戦目。
勢いに乗るなでしこと、得失点差を稼いでおきたい森保ジャパンの思惑はどうなるか。

12/14 中国女子代表 0 (前半 0-2 ) 3 なでしこジャパン





前半は、はじめ有効なフィードが少なく、サイドもえぐり切れていなかった。中国のプレスも非常に強くてミドルレンジの局面ではことごとく負けていたが、キーパーソン・岩渕の高い決定力のおかげで少ないチャンスをモノにし、リード出来た。してやったりという感じの前半である。

後半は中国の運動量が目に見えて落ちた上に、岩渕の3点目でゲームが決まってしまった。内容はピリッとせず、なんともしまらない印象。
そんな中で沢氏の解説というか意見は的を得ていて、五輪に向けて警鐘を鳴らしていた。実際、この試合の内容では五輪でのメダルには全く及ばないと思う。ともかく、ゼロで押さえてタイトルに大手をかけたという試合であった。

個別の評価では、岩渕は最早、王者の風格さえ感じさせ、全てにおいて格の違いを見せ付けてくれた。南・山下の安定感も抜群であるが、MF陣の覚醒が成されていないのが気がかり。

タイトルに大手をかけ、無失点で終えた事は評価できるが、全てにおいてもっともっと精度・強度を上げなくてはならないと思う。欧州の強いチームや、男子などの「フィジカルとスピードに優れる」相手との試合をやりこむ事が必要であろう。


12/14 森保ジャパン 5 (前半 3-0 ) 0 香港男子代表






前半、守備が安定する事が攻撃のリズムをよくすることが非常に分かる内容。加えて先発メンバーのセレクトも非常に理に適っていたと思う。
早い時間帯に先制したことで非常に有利に試合を運べた、ほぼ完璧な前半だったし、菅、小川のファインゴールは圧巻!

後半は、相手のレベルもあるがほぼスキなく進んだ。小川は運があるなぁ(笑)ハットトリックもそうだが、3点全て違うとり方だったのは評価に値するけどね。闘莉王の解説はたどたどしいけれども非常に的を得ていて、選手は参考にすべきものであった。

大島は非常に視野が広いし、配球に長けている上に90分通じて質が変わらず素晴らしい。相馬は長所を120%出せていてサイドを完全に制圧し、MVP級の出来であった。3バック陣もほぼパーフェクトの出来であったと思う。

最終戦の韓国に対し、得失点差でのアドバンテージをもって対戦できる点と無失点に抑えきった点は評価できるが、もっと相手を圧倒しきる走力とセットプレイの工夫、クロスの入れ方に課題が見えた。
日本としては、もっと強い相手(出来れば南米勢、最低でも中東勢)と試合を組まないと意味がないということで、E-1の価値に疑問は残る。現状の参加国ではせいぜいW杯2次予選の対策くらいにしかならない。

  
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Posted by godman at 13:27サッカー評

2019年12月12日

2019 E-1 日本代表 男女初戦

今年最後となる代表活動。
南米勢や欧州勢と比べると随分見劣りする相手との対戦となるが、それでもやるからにはタイトルをしっかり獲得して、内容もしっかりとした試合を望むのがファン心理というもの。

特に森保ジャパンは、前回のベネズエラ戦で不甲斐なさも味わっているから尚更、この3連戦でポジティブさを得たいものである。

また、なでしこジャパンはW.Cでの敗退をふまえて、どのくらい自分たちのストロングポイントを表現できるか?課題をクリアできているかをしっかりと示したい処であろう。

12/10 中国男子代表 1 (前半0-1) 2 森保ジャパン






前半、入りはまずまずで運動量もあってアグレッシブにいけた。ただこのメンバーだとボールをしっかり繋いで運ぶ技術が海外組に比して劣る印象。また、守備が若干不安定であること、DFからのフィードに精度を欠くこと、ボールを取れるときにしっかり取りきる事、シュート意識を強く持つことにまだ不満がある。
中国代表は相も変わらずプレーがラフで、試合下手ですね。
日本の得点シーンは見事の一言。流れるようなパスから生まれたまさにファインゴール。局面において相手を全て上回ってのゴールでした。

後半、前半を経てお互いに相手のやり方に慣れてきた中で、どれだけインテンシティを維持できるかが勝ちきる肝では?と思っていた。少し運動量が落ちてお互いに決め手を欠いていた中でのCKからの三浦の追加点は非常に効果的ではなかったか?この2点目のおかげでかなり日本有利に試合が進められたと思う。
ただ、解説者はこのあたりの認識が薄く、やっぱり解説には試合の流れのアヤも分かっていないとイカンなぁと思った。
失点の場面はプレスの掛け方とDFのポジショニングのミスだと思う。中村のセーブ、惜しかったし...。
中国にはJ向きのプレイヤーは見当たらず、スカウト的視点では面白味がない。

森島がこの試合のベストプレーヤーだと思う。攻撃のキーマンであった。遠藤渓太も見事にフィットしていたしキレがあって効いていた。三浦弦太、中村航輔も非常に安定感があって良かったと思う。

総合すると、しっかりと複数得点で勝点3を獲得し、怪我人無く終えられ若手も経験を積めたことは評価できる。フィードの精度向上、更なる決定力UP、ゼロで抑える守備のしぶとさがこの試合での課題であろう。コンパクトさを90分間保ち、ポゼッションを高めて常にゴールへ向かうことが必要だと思う。

12/11 なでしこジャパン 9 (前半5-0) 0 チャイニーズタイペイ女子代表





前半、早い時間で点が取れてのゴールラッシュ。3点目辺りで相手のメンタルが折れたか?運動量はそんなに多くないが、相手を押し込んでいるからであろう。DFは4バックで安定しており危なげない。

後半、相手はやはりレベルが高いとは言えず(フィジカルは強いと思う)一方的な展開が続く。なでしこのシュート意識の高さは良いが、クロスにもう一工夫欲しいところ。
最後までラフにならず、勤勉にやりきったことは素晴らしい。欲を言えばもっとサッカーを楽しんで試合にストーリー性を付して欲しいなと。
しかしシュート35本以上とは...(笑)

選手個別に見てゆくと、岩渕はやっぱりモノが違う。スタイルも進化しているように感じるし、何より周りをよく使えている。南は攻守両面でよく顔を出して判断も良く、熊谷のパートナーとしても充分であろう。三宅はSBのほうが生きるか?小林は持ちすぎのきらい有り。池田は不安定。

評価できる点は、新戦力をテストし現有戦力の底上げが図れたこと。課題はこのレベルの相手にもミスしている守備連携。DFの約束事の理解と徹底を望みたい。

  
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Posted by godman at 16:00サッカー評