2019年12月17日
2019 E-1 2戦目 王手をかけた?
E-1 の男女各2戦目。
勢いに乗るなでしこと、得失点差を稼いでおきたい森保ジャパンの思惑はどうなるか。
12/14 中国女子代表 0 (前半 0-2 ) 3 なでしこジャパン

前半は、はじめ有効なフィードが少なく、サイドもえぐり切れていなかった。中国のプレスも非常に強くてミドルレンジの局面ではことごとく負けていたが、キーパーソン・岩渕の高い決定力のおかげで少ないチャンスをモノにし、リード出来た。してやったりという感じの前半である。
後半は中国の運動量が目に見えて落ちた上に、岩渕の3点目でゲームが決まってしまった。内容はピリッとせず、なんともしまらない印象。
そんな中で沢氏の解説というか意見は的を得ていて、五輪に向けて警鐘を鳴らしていた。実際、この試合の内容では五輪でのメダルには全く及ばないと思う。ともかく、ゼロで押さえてタイトルに大手をかけたという試合であった。
個別の評価では、岩渕は最早、王者の風格さえ感じさせ、全てにおいて格の違いを見せ付けてくれた。南・山下の安定感も抜群であるが、MF陣の覚醒が成されていないのが気がかり。
タイトルに大手をかけ、無失点で終えた事は評価できるが、全てにおいてもっともっと精度・強度を上げなくてはならないと思う。欧州の強いチームや、男子などの「フィジカルとスピードに優れる」相手との試合をやりこむ事が必要であろう。
12/14 森保ジャパン 5 (前半 3-0 ) 0 香港男子代表

前半、守備が安定する事が攻撃のリズムをよくすることが非常に分かる内容。加えて先発メンバーのセレクトも非常に理に適っていたと思う。
早い時間帯に先制したことで非常に有利に試合を運べた、ほぼ完璧な前半だったし、菅、小川のファインゴールは圧巻!
後半は、相手のレベルもあるがほぼスキなく進んだ。小川は運があるなぁ(笑)ハットトリックもそうだが、3点全て違うとり方だったのは評価に値するけどね。闘莉王の解説はたどたどしいけれども非常に的を得ていて、選手は参考にすべきものであった。
大島は非常に視野が広いし、配球に長けている上に90分通じて質が変わらず素晴らしい。相馬は長所を120%出せていてサイドを完全に制圧し、MVP級の出来であった。3バック陣もほぼパーフェクトの出来であったと思う。
最終戦の韓国に対し、得失点差でのアドバンテージをもって対戦できる点と無失点に抑えきった点は評価できるが、もっと相手を圧倒しきる走力とセットプレイの工夫、クロスの入れ方に課題が見えた。
日本としては、もっと強い相手(出来れば南米勢、最低でも中東勢)と試合を組まないと意味がないということで、E-1の価値に疑問は残る。現状の参加国ではせいぜいW杯2次予選の対策くらいにしかならない。
勢いに乗るなでしこと、得失点差を稼いでおきたい森保ジャパンの思惑はどうなるか。
12/14 中国女子代表 0 (前半 0-2 ) 3 なでしこジャパン

前半は、はじめ有効なフィードが少なく、サイドもえぐり切れていなかった。中国のプレスも非常に強くてミドルレンジの局面ではことごとく負けていたが、キーパーソン・岩渕の高い決定力のおかげで少ないチャンスをモノにし、リード出来た。してやったりという感じの前半である。
後半は中国の運動量が目に見えて落ちた上に、岩渕の3点目でゲームが決まってしまった。内容はピリッとせず、なんともしまらない印象。
そんな中で沢氏の解説というか意見は的を得ていて、五輪に向けて警鐘を鳴らしていた。実際、この試合の内容では五輪でのメダルには全く及ばないと思う。ともかく、ゼロで押さえてタイトルに大手をかけたという試合であった。
個別の評価では、岩渕は最早、王者の風格さえ感じさせ、全てにおいて格の違いを見せ付けてくれた。南・山下の安定感も抜群であるが、MF陣の覚醒が成されていないのが気がかり。
タイトルに大手をかけ、無失点で終えた事は評価できるが、全てにおいてもっともっと精度・強度を上げなくてはならないと思う。欧州の強いチームや、男子などの「フィジカルとスピードに優れる」相手との試合をやりこむ事が必要であろう。
12/14 森保ジャパン 5 (前半 3-0 ) 0 香港男子代表

前半、守備が安定する事が攻撃のリズムをよくすることが非常に分かる内容。加えて先発メンバーのセレクトも非常に理に適っていたと思う。
早い時間帯に先制したことで非常に有利に試合を運べた、ほぼ完璧な前半だったし、菅、小川のファインゴールは圧巻!
後半は、相手のレベルもあるがほぼスキなく進んだ。小川は運があるなぁ(笑)ハットトリックもそうだが、3点全て違うとり方だったのは評価に値するけどね。闘莉王の解説はたどたどしいけれども非常に的を得ていて、選手は参考にすべきものであった。
大島は非常に視野が広いし、配球に長けている上に90分通じて質が変わらず素晴らしい。相馬は長所を120%出せていてサイドを完全に制圧し、MVP級の出来であった。3バック陣もほぼパーフェクトの出来であったと思う。
最終戦の韓国に対し、得失点差でのアドバンテージをもって対戦できる点と無失点に抑えきった点は評価できるが、もっと相手を圧倒しきる走力とセットプレイの工夫、クロスの入れ方に課題が見えた。
日本としては、もっと強い相手(出来れば南米勢、最低でも中東勢)と試合を組まないと意味がないということで、E-1の価値に疑問は残る。現状の参加国ではせいぜいW杯2次予選の対策くらいにしかならない。
Posted by godman at 13:27
│サッカー評