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2021年02月09日

左伝(12)

左伝(12)


【晋の復覇の時代】

晋の解張が矢傷(かなりの重傷)を負いながらも、同じく矢傷を受けている郤克(ゲキコク)を励まして言う。

「いったん甲冑をつけ武器を手にしたからには死はもとより覚悟のはず。これしきの傷、まだまだ戦えますぞ!」

結果、晋軍は斉軍を圧倒できた。

晋軍の侵攻に対し、楚軍も出撃する。晋軍の范文子が退却を進言しつつ言う。

「今の我々には我が君を天下の覇者とするほどの力はありません。しかるべき人物の出現を待つべきです」

同じような故事が、三国志の費禕と姜維とのやり取りにも見える。時勢と自分たちの実力を客観的に見て、理性的な判断をする必要性を示唆している。
極めて慎重・堅実な考えの人物であったことがうかがえる。

さらに言う。

「完全に内憂外患を無くせるのは聖人だけ。ふつうは外患がなくなってしまえば必ず内憂が起こるものだ。この際、楚を外患として残しておき、国内の団結強化を図るべきなのだ」

決して無理をせず、着実に覇権を固めてゆく姿勢の范文子の面目躍如たる言葉だと思う。
金儲けでもなんでも、僥倖(ラッキー)を当てにした一か八かの行動など1ミリ期待してはならない、確実に一歩一歩進めよ、という意味を含んでいる。

晋の欒鑯(ランケン)が父、欒書(ランショ)に対して

「他人の職分に手を出すのは越権行為であり、自分の任務をなおざりにするのは怠慢行為です。そして自分の持ち場を離れるのは反逆行為であります」

出しゃばりを戒め、責任の負い方を考えさせ、持ち場の死守を諭す言葉として心に刻むべきである。
先ずは自分の任務遂行を全うすべきで、他人の世話を焼けるほどお前は能力があるのか?と問いかけているようにも聞こえる。

しかしながら、適材適所になっていない任務・持場である場合、この言葉はさほど意味を持たないようにも思う。





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