2018年01月01日
13年連続初戦敗退~それがどうした?~
高校サッカー一回戦・・・・・
強豪、鹿児島県代表 神村学園 に対し我が県代表の秋田商業はどれだけ挑めるかという視点で観戦してみた。
秋田商業 0 (前半0-1) 1 神村学園
結果として負けはしたが、我が県高校サッカーの現在地を確認し、方向性がおぼろげながら見えた意味で良いゲームであった。
特に今年の秋商はここ数年の県代表に比して格段に運動量が多く、かつ勤勉なプレイを最後までやり通していて、根本がしっかりとしている印象を受けた。間違いなく過去12年の代表と比べても、ベストではなくともベターなチームであるし、ベスト3には入ると思う。
神村学園は、緊張もあったのだろうが下馬評ほどの強さ、怖さを感じなかったし、似たような状況の一回戦といえば、元日本代表の大久保嘉人を擁した国見高校と西目が対戦した例があるが、清水内定の高橋には大久保ほどの怖さや力量は感じなかった。チーム力としてもあの時の国見の方が数段上だったと思う。
そういう意味で、秋田商業にもはるかに付け入る隙はあったし、ビッグチャンスも複数回作れていた。(それも、ゲームメーカーに相当するタレントが居ない中で、普段の練習で培ってきたフォーメーションプレイ?のみで作り出したという点が素晴らしい)守備も、ほぼパーフェクトであった。
ゴール前の一工夫とか、ゲームの組み立て方、アイデアはまだまだだけれども、勤勉なプレイと豊富な運動量、フィジカルのタフさをベースにした堅守からの速攻、というのが秋田のサッカースタイルに相応しいのではと思う。(奇しくも、ブラウブリッツ秋田のスタイルに似ている)
ディフェンスというのは、特異なタレントというよりもしっかりした練習と研究熱心な頭の良さによってハイレベルになれる分野なので、現状の低いレベルの我が県では、まずはしっかり守って、カウンターやセットプレイからの一撃でジャイアントキリング、が身の丈の目指す方向性ではないだろうか。このやり方でなら、特別なタレントがいなくとも練習の量と質を上げてゆけば、努力に裏打ちされたどんな年代でもある一定の水準を維持したチームを構成できると思う。
(ただ、県下のすべてのチームが同じスタイルである必要はない。逆に各校の指導者が考え出した一貫性のあるスタイルがあっても全く問題はない)
究極は、地元のプロチームを頂点とした県下のサッカー環境を整備し、ゆくゆくはその頂点であるプロチームに多くの人材を輩出し、全体的なレベルが上がってゆくにしたがい、国内での地位も向上してゆくというのが理想ではないだろうか?
単に高校レベルでの勝ち負け・実績にとらわれることなく、将来的には日の丸を背負って世界へ羽ばたく人材を輩出できるようになるくらいのレベルを目指して欲しいものだ。
また、単にサッカーのスキルばかりでなく、若年時の良質な努力をはらった経験は、人間形成に有益なことは疑いの余地はなく、サッカーというスポーツを通じて素晴らしい生き方を見つける若者が増えることを切に願う。
今回、残念ながら13年連続初戦敗退となってしまった秋田県代表チームであるが、そんなのは目先の小さな事にすぎない。この大会をレベルアップ元年としてぶれずにレベルの向上を図れば、3年後には全国ベスト8にはステージを上げられるはずである。
秋田のサッカー、そんなにすてたもんじゃない!
強豪、鹿児島県代表 神村学園 に対し我が県代表の秋田商業はどれだけ挑めるかという視点で観戦してみた。
秋田商業 0 (前半0-1) 1 神村学園
結果として負けはしたが、我が県高校サッカーの現在地を確認し、方向性がおぼろげながら見えた意味で良いゲームであった。
特に今年の秋商はここ数年の県代表に比して格段に運動量が多く、かつ勤勉なプレイを最後までやり通していて、根本がしっかりとしている印象を受けた。間違いなく過去12年の代表と比べても、ベストではなくともベターなチームであるし、ベスト3には入ると思う。
神村学園は、緊張もあったのだろうが下馬評ほどの強さ、怖さを感じなかったし、似たような状況の一回戦といえば、元日本代表の大久保嘉人を擁した国見高校と西目が対戦した例があるが、清水内定の高橋には大久保ほどの怖さや力量は感じなかった。チーム力としてもあの時の国見の方が数段上だったと思う。
そういう意味で、秋田商業にもはるかに付け入る隙はあったし、ビッグチャンスも複数回作れていた。(それも、ゲームメーカーに相当するタレントが居ない中で、普段の練習で培ってきたフォーメーションプレイ?のみで作り出したという点が素晴らしい)守備も、ほぼパーフェクトであった。
ゴール前の一工夫とか、ゲームの組み立て方、アイデアはまだまだだけれども、勤勉なプレイと豊富な運動量、フィジカルのタフさをベースにした堅守からの速攻、というのが秋田のサッカースタイルに相応しいのではと思う。(奇しくも、ブラウブリッツ秋田のスタイルに似ている)
ディフェンスというのは、特異なタレントというよりもしっかりした練習と研究熱心な頭の良さによってハイレベルになれる分野なので、現状の低いレベルの我が県では、まずはしっかり守って、カウンターやセットプレイからの一撃でジャイアントキリング、が身の丈の目指す方向性ではないだろうか。このやり方でなら、特別なタレントがいなくとも練習の量と質を上げてゆけば、努力に裏打ちされたどんな年代でもある一定の水準を維持したチームを構成できると思う。
(ただ、県下のすべてのチームが同じスタイルである必要はない。逆に各校の指導者が考え出した一貫性のあるスタイルがあっても全く問題はない)
究極は、地元のプロチームを頂点とした県下のサッカー環境を整備し、ゆくゆくはその頂点であるプロチームに多くの人材を輩出し、全体的なレベルが上がってゆくにしたがい、国内での地位も向上してゆくというのが理想ではないだろうか?
単に高校レベルでの勝ち負け・実績にとらわれることなく、将来的には日の丸を背負って世界へ羽ばたく人材を輩出できるようになるくらいのレベルを目指して欲しいものだ。
また、単にサッカーのスキルばかりでなく、若年時の良質な努力をはらった経験は、人間形成に有益なことは疑いの余地はなく、サッカーというスポーツを通じて素晴らしい生き方を見つける若者が増えることを切に願う。
今回、残念ながら13年連続初戦敗退となってしまった秋田県代表チームであるが、そんなのは目先の小さな事にすぎない。この大会をレベルアップ元年としてぶれずにレベルの向上を図れば、3年後には全国ベスト8にはステージを上げられるはずである。
秋田のサッカー、そんなにすてたもんじゃない!
Posted by godman at 11:13
│サッカー評